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リノベーションコーディネーター資格制度って?難易度や取得するメリットについて

#暮らしに変化を #住まいのこと

TOPICS

リノベーションコーディネーター

2022年9月、当時はリノベーション協議会会員企業の社員のみを対象として発足した「リノベーションコーディネーター資格制度」。第2回開催となる今年は協議会の会員問わず、一般の方でも受験可能となっています。

しかし、「リノベーションコーディネーター資格制度の試験って難しいのかな?」「そもそもどんな知識が必要なのかわからない…」という不安から、受験の申し込みに踏み切れない方も多いのではないでしょうか。

そこでこの記事では、リノベーション協議会 東北部会理事である百田好徳 氏(株式会社エコラ)にお話をお伺いし、リノベーションコーディネーター資格制度に関する以下の内容を詳しくご紹介致します。

  • そもそもリノベーションコーディネーター資格制度とは?

  • リノベーションコーディネーター資格を取得するメリット

  • 受験の難易度やおおよその合格率について

  • 資格取得者の声


正直、この資格はリノベーション業務に携わる方はもちろん、将来的にリノベーションの世界に挑戦したいとお考えの方にも必須の資格といえるでしょう。執筆者である私も資格を取得済ですが、取得前後で比べると、普段の業務に対する理解度が格段に深まったと感じています。

試験の開催頻度は年に1回。今年の申し込み期間は2023年10月31日までとなっております。
受験にお悩みの方はぜひ最後までご確認ください。
『リノベーションコーディネーター資格制度』
◯受験資格
同一開催回の複数回受験は不可となります。
年齢、学歴、取得資格を問いません。
リノベーションに興味がある方であればどなたでも受験可能。
◯申込期間
2023年8月1日〜2023年10月31日まで
◯試験期間
2023年11月1日〜2023年11月30日まで
◯お申し込み方法
リノベーション協議会HPよりお問い合わせください

 

リノベーションコーディネーター資格制度とは


リノベーションコーディネーター
リノベーション協議会 東北部会理事,株式会社エコラ代表取締役・百田好徳 氏(以下、敬称略)

ー早速ですが、リノベーションコーディネーター資格制度の概要についてお聞かせください。

百田:そもそもの発端は、リノベーションに関する知識のレベルを業界全体で底上げしていきたいという想いからでした。すでに事業に携わっている方々のほとんどが実感しているかと思いますが、リノベーションに関する業務には、とにかく膨大かつ専門的な知識が必要なんです。そのため、人によって習熟度に差が生じてしまうことが課題でした。

そこで誕生したのが、建築や設計、不動産売買などの専門的な知識に加えて、金融や税制、さらに我が国が目指す循環型社会のあり方やそれに関する各種制度まで総合的に学べる、リノベーションコーディネーター資格制度なんです。

ーリノベーション業界に身を置く方であれば、ぜひとも取得すべき資格のように感じます。

百田:まさしくそうですね。この資格は今はまだ民間資格ですが、今後は公的資格として、より取得者に箔が付く存在になることを想定しています。そうすれば、リノベーションを依頼するお客様にとっても、信頼できる事業者の見極め材料の一つとなるはずです。

ー現在(2023年10月時点)申込受付中の第2回開催は、一般の方でも受験可能になりました。

百田:第1回で取得を逃してしまった方はもちろん、リノベーション業界への転職を予定されている方、さらには今後リノベーション企業への就職を考えている学生の方など、さまざまな方に受験していただきたいです。

勉強に必要なテキストは『リノベーションコーディネーターハンドブック (2023年版)』一冊のみで、Amazonで購入できます。

試験の形式も全国47都道府県に300会場以上あるテストセンターのパソコンにて実施するCBT方式のため、ご自宅の近くをお選びいただければ受験のハードルも低いはずです。受験日も都合に合わせて選べるのが嬉しいですよね。

リノベーションコーディネーター
引用元:リノベーション協議会

リノベーションコーディネーターの主な業務


リノベーションコーディネーター

ー資格取得後、リノベーションコーディネーターとしてどのような業務に携わることができるようになるのでしょうか?

百田:たとえば不動産取引において重要事項説明ができるのは宅地建物取引士のみ、といったような、リノベーションコーディネーターにしかできない業務は現時点で存在していません。あくまで「プロの暮らしの編集者」として、お客様の理想の暮らしを実現するべく、多様な要素をコーディネートしていくことが有資格者のミッションとなります。

ー「プロの暮らしの編集者」という点では、不動産業界や住宅メーカーに身を置く方にも取得を目指していただきたいですね。

百田:教材となるテキストの中には不動産売買の知識はもちろん、お客様対応の仕方や脱炭素社会に向けた政策などの時事的な内容についても記載されていますからね。勉強して損はないと思いますよ。

リノベーションコーディネーター資格取得のメリット


リノベーションコーディネーター

ー先ほどのお話の中で、「リノベーションを依頼するお客様にとって、資格の有無は信頼できる事業者か否かの判断材料の一つになるのでは」といった内容がありました。そのほかに、資格取得のメリットを教えていただけますか?

百田:やはり一番は自らの実務に対する質の向上や、理解度が深まることです。またこの資格は業界全体を網羅的に学べることから、社内の他部署の業務内容について把握することにも役立つのではないでしょうか。

さらに今後は採用の場面において、有資格者を歓迎するリノベーション企業も増加するかと思います。実際に弊社でも、資格をお持ちの志望者には好印象を抱きますね。

リノベーションコーディネーター試験の合格率は?


ーここまでお話をお伺いしましたが、やはり気になるのは試験の難易度です。実際、合格率はどれほどなのでしょうか?

百田:第1回開催時の合格率は69.4%と、非常に高い結果となりました。しかし第2回の今回は、テキストやプログラムの見直しを経て修正、改訂を行い、出題範囲をさらに拡大して開催する予定です。そのためあくまで予想ですが、昨年度よりは若干の難化が見られると思います。

ただし基本的な勉強方法は変わりませんので、公式テキストを隅々までチェックした上で試験に臨むことをおすすめいたします。

リノベーションについて基礎から学ぶことができますので、ぜひあなたもチャレンジしてみてくださいね!

リノベーションコーディネーター資格取得者の声をご紹介!


リノベーションコーディネーター
株式会社エコラ 不動産事業部兼PM事業部・土場愛莉紗 さん(以下、敬称略)

ー土場さんは第1回開催時に見事資格を取得されましたが、そもそも受験のきっかけは何だったのでしょうか?

土場:リノベーションに関する知識が不足していると感じたためですね。私は前職が不動産仲介会社の営業部だったため、不動産取引に関する基礎的な知識は身についていると思っていました。しかしエコラに入社して以降、リノベーション事業には不動産取引だけでなく、建築の設計や施工、関連法規の知識がとても必要だと痛感したんです。

そんな時にリノベーションについて幅広く学べるリノベーションコーディネーター資格を紹介していただき、受験を決意しました。

ーリノベーションコーディネーターとして身につけた知識は、業務にどのような形で活かされていると感じていますか?

土場:お客様との会話の中で、これまで以上に自信を持って物件をご案内できるようになったことでしょうか。リノベーション工事や不動産の売買は大事な資産を動かすことになるので、ご不安に思われるお客様も多いんです。安心して弊社にお任せいただけるよう、丁寧なご説明ができるようになったことは、自分自身にとっても大きな強みとなりました。

ー最後に、今後試験を受験される方々へメッセージをお願い致します!

土場:1人でも多くの方が合格し、一緒にこれからのリノベーション業界を盛り上げていけたら幸いです!

リノベーションコーディネーターに挑戦するなら今!


リノベーション業界での重要性がますます高くなることが予想される、リノベーションコーディネーター資格。
第2回リノベーションコーディネーター資格試験の申し込み締め切りは、2023年10月31日までとなっております。

受験お申し込みはリノベーション協議会HPよりお問い合わせくださいね!

その他詳細

リノベーションコーディネーター資格制度

◯受験資格
 同一開催回の複数回受験は不可となります。
 年齢、学歴、取得資格を問いません。
 リノベーションに興味がある方であればどなたでも受験可能。

◯再受験規約
 同一開催回の複数回受験は不可となります。

◯出題形式
 CBT四肢択一式50問 60分

◯学習方法
 リノベーション協議会によるテキストおよび動画講習

◯申し込み期間
 2023年8月1日〜2023年10月31日まで

◯試験期間
 2023年11月1日〜2023年11月30日まで

◯受験料
 ¥8,800(税込・テキスト代別)

記事を書いた人

鳴海 匠

コーディネーター

学生時代、地元のコワーキングスペースにて勤務。
大学卒業後は仙台市内の企業にてwebライティング業務に従事するが、コミュニティデザインに関する興味が再燃し、エコラへ入社。
現在はBlankの運営業務を担当。

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