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ヨガと食を通して心の豊かさを。

#新しい暮らし #新しいを生み出す人

PEOPLE

自由なライフスタイルを提案する、早崎陽子さん。


動物性食品や製品を使用せずに生活するヴィーガンは、動物愛護や環境保護の観点から、今、注目されています。そんなヴィーガンに、酵素や栄養素を効果的に摂取できるRawフードも取り入れた食事を楽しめるのが、塩釜にお店を構える『a good table’ Chariot』。



ブランドマネージャーを務めるのはヨガアーティストとしても活躍中の早崎陽子さんです。コロナ禍の影響で飲食業界は苦境に立たされましたが、「この変容の時期だからこそ、次の進化に向けて準備をしていきたい。」と早崎さんは笑顔で先を見据えています。どんな状況でも淡々と生きる。そんな早崎さんの生き方の根底には、ヨガの哲学があるといいます。

 

考え方を変えた、ヨガとの出会い。


仙台で生まれ育った早崎さん。OLとして会社勤めをしていた時期もありましたが、縁あって『a good table’ Chariot』の前身である『ShipStreetCafe』と出会い、店長として飲食の仕事に携わるようになりました。当時を「楽しいこともあったけれど、悩みや苦しいことも多い時期だった。」と振り返る早崎さん。その頃お店に通う女性客を通じて出会ったのが、アシュタンガヨガという、数ある流派の中でもトップクラスに激しいと言われるヨガでした。そうとは知らずに通い始めましたが、がむしゃらに体を動かすことで、それまで抱えていた不安やストレスを忘れることができたと話します。



「ヨガは人に見せるものでもなければ試合も試験もない。ただひたすらに自分と向き合うこと。そんなところにハマりました。」と早崎さん。周りと比較したり競い合ったりすることなく、自分と向き合うヨガの哲学に触れ、自身の考え方、経営に対する考え方も変わっていったそうです。

 

知見が広がったN.Yでのヨガ修行。


ヴィーガンとの出会いは、さらにヨガを学ぶために訪れたN.Yでのこと。「自己主張がしたい時期でした。」と当時を笑いながら振り返る早崎さんですが、ヨガにおいて自己主張はタブーだと感じていたそう。しかし、ニューヨーカーが創設したジヴァムクティヨガを知り、衝撃を受けたと話します。「お化粧やネイルを自由に楽しみ、高いヒールを履いてポーズを取っていて。単純に、かっこいい!と思いました。」と早崎さん。自分の個性を大切にしながら、健康志向でヴィーガンも取り入れるジヴァムクティヨガを学び、仙台に戻ると『ShipStreetCafe』をヴィーガンのお店として再スタート。



『ShipStreetCafe』の閉店後にオープンした秋保のテイクアウトショップ『ORGAN』や塩釜の『a good table’ Chariot』でも、そのスタイルは引き継がれています。

 

ヴィーガン&Rawを提案する『a good table’ Chariot』




『a good table’ Chariot』は、「海の景色と風と、周りの会話の音なども含めて、五感全部で食事を楽しんでほしい。」と話す早崎さんの言葉通り、塩釜の海が目の前に広がる心地のよい場所にあります。仙台市内からは車で30分ほどの距離。「何かのついでに食べるのではなく、ここを目的として来てくれたらうれしい。」という想いもあり、利便性の高い仙台市内ではなく、この場所を選びました。



ここではヴィーガンのランチコースを提供しており、そのメニューは毎月変更しているそう。全5品のコースメニューを変えるのは、簡単なことではありません。時には「先月のほうがよかった。」という言葉をもらうこともあると言います。それでも、料理人の弟さんと一緒に試行錯誤しながら毎月メニューを考える早崎さんは、「自分自身の成長のためにチャレンジを続けています。これもヨガの哲学です。」と笑顔を見せます。



ヴィーガン&Rawの食事を早崎さんは「内臓が軽くなる」と表現します。動物性食品を摂らないことで消化にかかるエネルギーが減り、Rawフードで酵素や栄養素がたっぷり摂れる。内臓への負担が軽くなることで集中力が増したり、アイデアが浮かびやすくなったり。さらに病気の予防や美容にも効果があるそうです。とは言え、急に毎食ヴィーガンにするのは大変なので、「最近お肉を食べすぎてるから、ちょっと体を整えたくて、という感覚で来てほしいですね」と早崎さん。自分のペースでヴィーガンやRawを取り入れることも提案しています。

 

現状維持はない。常に「次」を見据えて。


早崎さんが目指すのは「お酒も楽しめる夜の時間帯の営業や、予約なしでもふらっと来店してヴィーガン料理を注文できるようなスタンスのお店」。今は女性のお客様が多いそうですが、今後は老若男女問わず、ヴィーガンを楽しめるような提案もしていきたいと話します。

 

様々な制限がある今の状況を「準備期間」と捉える早崎さんは、これからもヨガやヴィーガンの魅力を発信し、自由なライフスタイルを提案していきます。

その他詳細

a good table’ Chariot

住所:塩釜市新浜町3-1-55
TEL:022-352-7250
営業:11:00-15:00
定休日:木曜日

ORGAN

住所:仙台市太白区茂庭台字中谷地南44-12
TEL:022-796-8259
営業:9:00-16:00(土日祝17:00)
定休日:月曜、木曜

Studio_goA

住所:仙台市青葉区本町2-14-20-2F

記事を書いた人

八島 拓未

コーディネーター

以前は住宅購入の相談所でアドバイザーとして勤務。
コロナ禍で新しい暮らしや新しい働き方が求められる中、シェアオフィスやコワーキングスペースという場所に興味を持ち、エコラに入社。
現在は施設の管理や内覧・お問合せの対応、事務作業など、シェアオフィスの運営業務を担当。

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