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人と街にひらかれたローカルラウンジ。

#新しい暮らし #新しいを生み出す人

PEOPLE

出会いと発見、人と人がつながる空間「Echoes(エコーズ)」。

朝は8時から夜20時まで、道ゆく人のライフスタイルに寄り添うローカルラウンジ「Echoes(エコーズ)」。2021年5月のオープンから、平日・土日問わず多くの人が足を運ぶ今話題のスポットです。お店ではバリスタが丁寧に淹れたこだわりのコーヒーや、次々に新メニューが登場するお酒、宮城の食材を始め全国のおいしいものを取り入れたシェフ選りすぐりの一皿が味わえると、幅広い年代層の注目を集めています。



仙台市青葉区大町にあるお店は、地下鉄東西線 大町西公園駅から徒歩1分。青葉通り沿いに位置し、ケヤキ並木の緑にしっとりととけこむようなグリーンの外壁が目印です。



お店正面の大きな窓から吹き抜ける爽やかな風、広々とした縁側の席にはケヤキ並木からこぼれる陽の光がキラキラと踊り、開放的な雰囲気が訪れる人を迎えてくれます。

想いは1つ。4人がつくる、新しいラウンジの形。


仙台で初の実店舗となるEchoesを立ち上げたのは、東東京エリアを拠点にホステル「Nui.」や「CITANを運営している「Backpackers’ Japan」のグループ会社である「The Youth」。
「若者と世界をつなぐ」をミッション、ボーダーレスに人と人が集える空間づくりと、新たな生き方や価値観を提案しています。EchoesThe Youth CEOの佐藤 岳歩さん(写真:中央右)とEchoesバリスタの山本 拡俊さん(写真:右)が創業計画を立て、設立のタイミングで佐藤さんと大学の同級生だったEchoesバーテンダー三浦 思聞さん(写真:左)が参画。その後のご縁でシェフとなった蜂屋 克利さん(写真:中央左)の4名が中心となり運営しています。



201912月にThe Youthを立ち上げ、その後仙台でのEchoes出店が決まりました。「お店に欠かせない食の部分を任せられる人材を探しあらゆる知人に声をかけたところ、みんな口々に蜂屋くんじゃない?と。それぞれご縁がつながり、今の主要メンバーが揃いました」と話すのは、宮城県仙台市出身の佐藤さん。それぞれ異なる出身地(三浦さん:福井県出身、山本さん:神奈川県出身、蜂屋さん:宮城県大郷出身)の4人が作り上げるお店には、「様々な刺激や価値観との出会い、世代を問わず交流が生まれ人と人がつながっていく、そんな空間をつくりたい」という共通の想いが込められています。


 

多様なカルチャーと出会える、ひらかれた空間づくり。

Echoesという店名にはこだまする、反響するという意味があります。この空間で人との出会いが反響し合い、この場所から仙台という街にこだましていき、新たな価値観がつながっていく場にしたいという想いを込めました」と、佐藤さん。「若者と世界をつなぐ」をテーマに、新しい食やアート、人と人の出会いを生み出し、新たな刺激や発見があるような、人・街にひらかれた空間づくりを意識しています。




外との隔たりを取り払うかのように大きく広がる窓と縁側の席は、お店のコンセプトであるひらかれたラウンジの象徴です。空間として開かれているという意味だけでなく、人同士の距離感がオープンでいられるように、という想いも込められています。


「設計上難しい部分もあった中、建物のリノベーションを行ったエコラさんと話し合いを重ねて、メンバー全員が納得のいく形になりました」と三浦さん。「例えば、コーヒーを買わなくても、公園のベンチのような感覚で縁側の席を使ってもらえるぐらいのオープンさが欲しくて。先日いらしたおじいちゃんとおばあちゃんが、縁側の席で一休みしている様子を見て、すごくいい景色だなぁってみんなで話してたんですよ」と山本さん。世代を問わず、色々な人の交流が生まれる場にしていきたいと、笑顔がこぼれます。


 

街にとけこむ、そんな存在感でいたい。

Echoesが店を構える建物は、エコラが手がけるシェアオフィスやイベントスペースなどが集約された複合施設「Blank」の1階にあります。仙台の街が佐藤さんの出身地であること、そしてThe Youthの親会社Backpackers’ Japanと共にプロジェクトを行うなど、非常に近い存在のThe Youthの一部出資会社 株式会社InSituからの紹介がきっかけでエコラと出会い、この場所に出店が決まりました。Blankとなる前は杜の都の模型店「仙台模型」が48年間、街と共に歴史を紡いだ場所でもあります。
「この場所は人通りや立地はもちろん、雰囲気がよく場所の気がいいね、とみんなで意見が一致しました」と佐藤さん。「仙台模型さんの築いてきた歴史もあって、次に何ができるのかとオープン前から気にしてくださる方が多くて。オープン直後も用意していた食材が品切れになってしまうほど、想像以上に反響があって驚きました」と蜂屋さん。プロモーションはほとんどせず、訪れるお客さまのほとんどは口コミがメインだそう。


「お店をつくるという経験は僕たちにとって初めての挑戦。常連の方に、まだオープンから3ヶ月しか経ってないの?もう1年前からここにあったような感覚。と言っていただけたことがあって。街の一部として認識してもらっている感じがして、とても嬉しく感じました」とオープン当時を振り返ります。


 

仲のいい友達の家に、ラフに遊び来る感覚で。

身近にあるゆっくりできる場として立ち寄ってもらえたら、と山本さん。「朝は出勤前にコーヒーを買い求める人、お昼時にはランチやブランチを楽しむ人、夜はお酒と楽しみ方は人それぞれ。お昼からワインを飲みゆっくりするのはもちろん、心地よいと感じるペースで楽しんでほしいですね」と話します。



 

「新しい景色」をつくっていく。

今後は地下一階にあるイベントスペースも活用しながら、幅広い分野で活躍するゲストを招き、仙台を拠点に活動するクリエイターによるアートギャラリーなど、多様なイベントの定期開催を目指しているEchoes。


「様々なコンテンツや幅広い世代が集うことで、お互いに知らなかった価値観と出会い新しい景色が見えてくると思います。お店というが、仙台の街につながってとなり、また新たなアクションが起こせるよう展開していくのが目標です。仙台のローカルラウンジとして、毎日新しい発見や刺激のあるお店にしていきたいですね」と佐藤さん。


おいしい料理とドリンク、そして多様なコンテンツが織りなす相乗効果に、想像以上の出会いが待っているかもしれません。

その他詳細

Echoes

住所:仙台市青葉区大町2-3-12
TEL:022-399-8171
営業:8:00〜20:00
Cafe 8:00〜17:00、Brunch 9:00〜14:00(Lo13:45)、Bar 15:00〜20:00(Lo19:30)、Dinner 17:00〜20:00(Lo19:00)
定休日:水曜日(詳細はInstagramをご確認ください)

記事を書いた人

kumiki 小野 千怜

ライター、ディレクター

1990年生まれ。宮城県出身。大学で音楽を専攻し卒業後は地元出版制作会社で8年間、編集として年間120本以上の記事の作成する他、プランナーとしてプロモーション企画・イベントの提案を経験。2019年11月に独立し、プロモーション、ブランディング、取材、ライティング、編集、企画提案、撮影、デザインの分野で活動中。自然、動物、農業、おいしいものが大好き。

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