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【NEW OPEN】眼鏡の魅力に触れる、仙台の眼鏡屋『bird.』

#暮らしに変化を #街のこと

TOPICS



2024年10月、青葉区一番町に眼鏡屋『bird.』がオープン!
今回は、店主・嶋津典彦(しまつ のりひこ)さんと妻・千春(ちはる)さんにお話を伺いました。

◯住 所
宮城県仙台市青葉区一番町1丁目11-7
◯アクセス
JR仙台駅 徒歩10分、市営地下鉄東西線 青葉通一番町駅 徒歩7分
◯電話番号
022-796-4815
◯営業時間
10:30~18:00
◯定休日
水曜日(不定休あり)

What's bird.?


JR仙台駅から徒歩10分、御譜代町の1つである柳町通にbird.はあります。
白い外観に緑色の庇(ひさし)が取り付けられているのが特徴的な建物で、ここはどんなお店なんだろう?と思わず覗きこみたくなってしまいます。



「居心地がよく、楽しく眼鏡を選んでいただける場所にしたかったんです。」と語るのは千春さん。内装のデザインは、デンマーク製のヴィンテージの棚を中心に考えました。



「この棚が似合う空間であればきっと素敵なお店になるだろうと思い、温かみを感じられる木の風合いで整えました。」

『木』といえば眼鏡がたくさん並ぶ造作棚。手にとりやすい寸法や収納力が計算されており、東京で人気の眼鏡屋に勤めていたお二人のこだわりの一品です。



そんなbird.では、現在国内外10ブランドの商品をお取扱いしています。
お二人のこだわりは、もちろん扱う商品にも。
今はまだ十分な品揃えとはいえないとしつつも、国内外問わず10ブランドの眼鏡が商品棚に並びます。

・YELLOWS PLUS
・YUICHI TOYAMA
・jacques durand
・Filton
・propo
・NORUT
・spec espace
・E5 eyevan
・EYEVAN
・Selenite
※2025年2月時点

「仕事用かプライベート用かなど、用途が異なってもお互いに補完できて、その上で自分たちが自信をもってご紹介できる商品をセレクトしています。眼鏡には幅(=バリエーション)と奥行き(=カラー)が必要と考えているので、今後はもっと取り扱うブランドを増やしていきたいですね。」と典彦さん。

そんなbird.におすすめのブランドをお伺いしました。

 

バイヤーがおすすめする厳選ブランド


どれもイチオシなんですよね、と頭を悩ませながらも典彦さんがおすすめしてくださったブランドは、20年ほど前に鯖江市で創業された『YELLOWS PLUS』。
お店をはじめる前、二泊三日で製作工場をじっくり案内してもらったそうです。



「個人的にも一番思い入れがありますね。元々僕はただの眼鏡好きだったんですけど、前に勤めていた眼鏡屋に入る前、初めて購入したのがYELLOWS PLUSの商品でした。シンプルかつ綺麗なデザインで、10年前の商品でも流行に左右されにくい、クオリティの高い眼鏡を作るブランドなんですよ。」

一方で、千春さんがおすすめするのは『Filton』。フランスでデザイナーをしていた日本人が帰国して立ち上げたブランドで、日本製でよくある“普通っぽさ”がないのがポイントだそう。


Filtonの眼鏡をかける千春さん

「細かいところにディテールが入っていて、かわいいんです。サイドがジッパーになっていたり、パッド(鼻あて)に洋服のボタン要素があったりと、奇抜じゃないけれど、色や素材に程よく違和感があって素敵です。」

また、海外ブランドの『Jacques Durand』はフランスで創業されたブランドで、作曲家の坂本龍一さんが愛用していたことで日本でも話題になりました。



「エッジが立っているんですよね。普通は側面に鋲や飾り、テンプルの裏側にブランドロゴをつけますが、これは違います。何も見せない非常にミニマムな手法なんです。かける人を主役にしてくれるデザインで、フレームのラインがとても綺麗ですよ。カラーバリエーションも多くありますし、重そうに見えて意外と軽く、かけ心地が良いのも魅力です。」

 

夫婦2人だから叶えられる、bird.のカタチ


仙台の眼鏡屋では珍しく、ご夫婦でお店に立っているbird.。それにはある理由がありました。

「私自身、個人でやられている眼鏡屋は少し入りにくいと感じます。店員に待ち構えられている空気が苦手なので、bird.ではお客様の雰囲気に合わせた接客に努めています。それに、お話をしていく中でどんな眼鏡が似合いそうかな?というのを店員と一緒に見つけられるお店って案外少ないと思うんです。ここでは眼鏡って楽しいな、また来たいなと思ってもらえるお店づくりを心がけています。」と千春さんは話します。

また、bird.が取り扱う商品たちは、ぱっと見で似合うかわからない眼鏡が多いのだそう。だからこそお二人は、主観ではなくその方の生活や人生に寄り添う一本を納得して選んでいただけるよう、会話をもとにご提案しています。

そして、自分たちが楽しくいられることも大事にしているというお二人。

「仙台でお店を始めたいと思った理由には、他のお店にお邪魔した時に、積極的に接客をするスタイルに出会わなかったからというのもあるんですよね。他のお客さんを見ていても静かに商品を見ているだけで、せっかく眼鏡を探しに来ているのに楽しそうに見えなかったのが勿体無いなと感じました。仙台に引っ越してきて、これは東北人特有の性質なのかもと思うようにもなってきたんですけど(笑)」


左:典彦さん  右:千春さん

「眼鏡好きの方も、普通に眼鏡が欲しい方も気軽にこれるお店なんです。今後私たちのような眼鏡好きを仙台に増やしていきたいと思っています!」

 

bird.誕生秘話


独立前の20年間は東京の眼鏡屋で働いていた典彦さん。千春さんが2015年にアメリカから帰国後、英語力や接客経験を活かして同じ店舗に就職したことが出会いのきっかけなんだとか。

それから典彦さんは京都の店舗で店長を務めるなど活躍する一方で、激務が続いていました。千春さんもワークライフバランスの悪さから体調を崩してしまい退職。お互い多忙な日々が続き、家族や将来のことを考え独立を決意しました。

本格的に動き出したのは2023年の秋。
「仙台でお洒落なお店を調べていて、大町にあるEchoesがすごく素敵だなと思ったんです。このお店が入っているお洒落な建物は、いったいどこの会社が運営しているんだろうと検索してエコラに辿り着きました。」

「物件探しから施工、アフターサービスまで対応してくださる点が会社を決めるポイントになりました。打合せでもきちんとヒアリングをしてくださって、私たちの要望を汲んだ上でプランをご提案いただける雰囲気も安心でしたね。」と千春さん。

「エコラのみなさんは優しく、誠実でいい人でした(笑)」と典彦さんは話します。
一番町エリアに物件を選んだのは、アーケードほど人通りが多くなく、周辺の雰囲気がよかったからだといいます。飲食店や洋服屋など、多様なお店が並ぶエリアなため、通りすがりにbird.へ立ち寄る方も多いそう。また、最近は近隣のお店同士でお客さまに紹介し合う関係もできているとか。



店名は自身の名前(嶋津)に「鳥」が含まれることや、鳥が翼を広げて飛んでいるイメージ、さらには『bird.』の字列がだんだんと眼鏡の形に見えてきたことが由来に含まれているそうですよ。
ロゴ制作は仙台のブランディングデザイン会社BRIGHTに依頼し、眼鏡をかけている人をイメージした仕上がりに。このありそうでなかったデザインが、他の眼鏡屋やブランドから高評価を得ています。


画像提供:BRIGHT inc.

「あとは一度決まりかけた物件がダメになった時があって、この先大丈夫か...?と不安になったこともありました。それでも代わりの物件を短期間で探していただいたり、設計や施工の段階でも使い勝手がいいようにと、ひとつひとつ確認しながら現場を進めてもらったので、丁寧な仕事をしてくださっているんだなというのが伝わりました。初めてのことばかりというのもあり、細かくご提案いただける点は安心感に繋がりましたね。」

 

日々を彩る一本を気軽に楽しめるお店へ


「語弊があるかもしれませんが、眼鏡にそこまで関心がない人がもっと気軽に来れるお店になれたらと思います。お洒落な眼鏡を探しに来たけど、眼鏡って案外いろいろ楽しめるんだ!と気がついていただけたら嬉しいですね。」

近い将来、文房具や雑貨、ぬいぐるみなど、眼鏡以外の商品も取り扱っていきたいというお二人。より自分たちが好きなものを揃えたお店作りを目指しつつ、まずは「仙台で眼鏡を買うならbird.」と思ってもらえるように認知度の向上を目指したいとお話していました。

今後はSNSだけでなく、ホームページで眼鏡に関するコラムやブログなどの読み物コンテンツも充実させるそうなので、みなさん要チェックですよ!

次の休日は眼鏡を愛する嶋津さんと『bird.』で、あなたらしい一本を探してみるのはいかがでしょうか?

その他詳細

bird.(バード)

〒980-0811 宮城県仙台市青葉区一番町1丁目11-7
TEL 022-796-4815
営業時間 10:30〜18:00(水曜定休)

記事を書いた人

土場 愛莉紗

不動産事業部兼PM事業部

大学で経営学を学んだ後、不動産仲介会社に営業職として就職。
コロナ渦で働き方や自身のあり方を見直す中で、不動産の再生事業とコミュニティデザインに興味を持ち、仕事にしたいと思うようになりました。
現在は、賃貸物件のPMを中心として不動産事業を担当しています。

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