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無印良品で作る、感じ良い暮らし〜エコラ初となるリノベーションモデルルームが誕生

#暮らしに変化を #住まいのこと

TOPICS

仙台市春日町に、株式会社エコラ初となるリノベーションモデルルームが誕生しました。

コンセプトは、「無印良品で作る、感じ良い暮らし」。

1986年築マンションの最上階、100㎡を超えるフロアが、回遊性を持たせたスムーズな家事導線や収納スペースを多く取った間取り、そして無駄のないデザインと汎用性のある無印良品の商品を組み合わせた空間に生まれ変わりました。

このモデルルームで、住まう人の個性を生かした感じ良い暮らしの空間を連携して提案していくエコラと無印良品仙台ロフト店のインテリアアドバイザーに、お話を伺いました。



 

エコラと無印良品のインテリアアドバイザーが連携したリノベーション空間


—モデルルーム誕生までのストーリーをおしえていただけますか?

佐藤:エコラがオーナーの「コクラス北仙台」という中古マンションをリノベーションする際に、家具付きワンルームを無印良品のインテリアアドバイザーさんにコンセプト提案から家具選定まで担当していただき、設計と施工をエコラが行いました。今から4年半ほど前ですが、それがとても反響がよかったんです。

エコラが1棟まるごとリノベーションの設計・施工を担当した「URBAN FLATS五橋」の一部住戸を無印良品のインテリアアドバイザーさんにコーディネートしていただくという企画もありました。オープニングで行なったマルシェにも参加してもらったんですよね。

佐藤有紀(さとう・あき) 株式会社エコラ インテリアコーディネーター

加園:収納のセミナーを行わせていただきましたね。それまでも無印良品仙台ロフトの店舗内でリノベーションセミナーなどを定期的に開催していたのですが、外に出て実際のリノベーションした空間で行うのは初めてでした。

「コクラス北仙台」は「MUJI Renovation Club(※1)」の仙台での発足のきっかけとなったプロジェクトでした。そこからエコラさんとの様々な取り組みが始まったんです。

※1 地域のリノベーション会社と無印良品が連携し、住まいづくりのお手伝いをする活動

加園悠依(かその・ゆい) 無印良品仙台ロフト インテリアアドバイザー

—無印良品の家具やインテリアと、エコラのリノベーションのテイストがマッチしたのですね。

佐藤:無印良品の汎用性のある家具をあてがってシンプルな住まいにするというところに共感がありました。無印良品のアイテムは、シンプルで長く使えますし、老若男女にとっておしゃれブランドですよね。

加園:若い人も、お年寄りの方でも使えるデザインで、性別も国籍も問わず使っていただいています。

基本的に無印良品の家具や雑貨は、主役ではなく引き立て役と考えています。例えば無印良品の収納を、おしゃれで美しく整っていると言ってくださる方も多いのですが、結局魅力的なのは収める物だったりする。そして、物を持つその場所に住む人の魅力を引き出すというイメージの家具が多いんです。なので、シンプルでどなたでも使っていただけるデザインになっています。



気軽にお家づくりを考えてほしい


加園:もっと気軽にお家づくりを考えてもらいたくて、無印良品仙台ロフトに相談窓口を設けました。無印良品仙台ロフトでは売り場内にキッチンなどの展示を行なっているのですが、家具や収納を見にいらしたお客様も、「キッチン売ってるの?」「リノベーション会社さんを紹介してくれるんだ」と、リノベーションのきっかけになっているようです。リノベーションのパンフレットや書籍を手に取ってくれる方も増えましたね。

佐藤:ちょっとした小物を買いに行ったら家の相談ができるというのは、気軽でいいですよね。

加園:窓口では、1回、2回と相談の回数を重ねることが多いですね。なんとなく今の空間が好きじゃない、家を変えたいけれどどうしていいかわからないといったお客様に、「これからどんな暮らしがしたいですか?」と尋ねるところからスタートして、深掘りしていきます。

佐藤:エコラだと、新築かリノベーションをしたい人がご連絡をくださるのですが、無印良品には、すでに家に住まわれていて、それをなんとかしたいという人がいらっしゃるのですね。

加園:住まいも月日が経つといろいろありますよね。家族が増えたり、使いづらいな、物が増えてきちゃったなということも。一番多いご相談はキッチンで、リビング、ダイニングと続きます。お子さんが大きくなってきたので1人部屋を用意したい、1人暮らしになったので家を自分用に作り変えたい、趣味をもっと楽しめるようにしたいなど相談はさまざま。無印良品では、すでにお持ちの家具や雑貨などと合わせていくお手伝いをしていきます。

 

いろいろ変化できる家具やリノベーション


佐藤:店舗やモデルルームだと、収納の仕方が分かるのもいいですよね。これも無印良品の家具なのですが、物が入っているので、使うイメージが湧きます。



キッチンの家具は収納の仕方もイメージできる

キッチン全景

加園:家具はサイズがいくつか決まっている中から選んでもらいます。サイズバリエーションが多いので、ほぼ造作家具のようですね。

—選べるというのがいいですよね。1つのアイテムもサイズ違いや組み合わせで使える。そういう無印良品の家具だからこそ、自由度が高いリノベーションとマッチしたのでしょうか。

加園:そうですね。いろいろと変化できるというところは、リノベーションにすごくマッチしていると思います。

—無印良品のリノベーションは「暮らしの原点」をつくるとうたわれていますが、原点を作った上で、住まう人の個性をどう活かしていくことを提案しているのでしょうか?

加園:例えば同じ家具や収納を入れたとしても、使う人が違う方だったら、全く同じにはならないんですよ。本当に無印良品の商品は引き立て役で、住む人自体でお部屋の雰囲気はガラリと変わり、自分らしく過ごせる空間になると思います。材質や色が違うだけでも、印象が変わってきます。そういう意味では、暮らしの希望を叶えるため、より自分らしさを出せる空間を作るために、ベースはしっかり整えたいところです。



佐藤:有名なブロガーさんが、無印良品の衣装ダンスを食器棚にしていたんです。服をたたむつもりで作られたのに、使い方は人それぞれなんだと思いました。

加園:ユニットシェルフも、例えば今はここに置いていますが、キッチンの中に入れて食器棚としても使えますし、ランドリーの収納にもできますね。

—シンプルだからこそ、いかようにも暮らしに活かせるんですね!

佐藤:モデルルームにあるスタッキングシェルフはここでは間仕切りに使っていますが、壁付にする使い方が一般的ですよね。無印の収納は汎用性があるのでしまう場所を確保しやすいですね。

加園:収納については、収納を増やすほど、感じいい暮らしとは離れていってしまうように思います。今ある収納の中で収まるように整理収納をしてみる。そういったお手伝いもさせていただきます。



住まう人好みの空間を提案


—モデルルームでのご相談の流れをおしえていただけますか?

加園:まずは無印良品仙台ロフトのインテリアアドバイザーが、どういったリノベーションをしたいかの概要をお客様に伺い、そのあとはこのモデルルームでエコラさんと具体的なご要望についての打ち合わせをしていただきます。ある程度リノベーションの内装プランが固まってきたら、また無印良品で収納の提案などを行い、最終的に空間全体の調整していくというように、お互いの得意な分野で対応させていただきます。

佐藤:無印良品の商品を元に、エコラでは「この幅で間仕切りを作りましょうか」「棚のスペースを考えましょうか」というような提案をさせていただきます。もちろん直接エコラに問い合わせをいただいても構いません。

玄関は広々とした土間空間。収納もたっぷり子ども部屋のインテリアも無印良品の家具や雑貨で感じよく洗面所はダブルボールで家族の使いやすさに配慮


—無印良品の店舗と連携してモデルルームが動いていくのですね。

加園:一般的には、最初に住宅の施工があって、そこから図面を無印良品に持参して家具を選んでいただくという形がほとんど。でもそうすると、「収納家具を入れるのにあと数センチ足りない」ということが出てきてしまう。そういうところまで細かく提案していくことができます。

—それはすごいですね。最初から、住まい方もイメージした上で、選んで作っていくんですね。

加園:収納計画も、あとあとこの寸法に合う家具をとかではなく、決める段階から家具を選んで、それに合わせてリノベーションをすることができるんです。

佐藤:このテレビ棚も無印良品さんの既製家具なのですが、ぴったり合うようにエコラが壁を施工しました。

無印良品の既成のテレビ棚が隙間なく収まるリビング

加園:すごいですよね。家具を造作で作ったのかなと思うぐらいです。

—隙間のなさが美しいですね。

佐藤:テレビ収納の上部もあえて下げ、インテリア雑貨を置くスペースを確保しています。天井の仕上げまでお客様好みで作れます。

—室内の壁は全部取り払い、1つの空間にするというのもコンセプトなんですよね。本当に開放的な空間です。

加園:スケルトンで1つの空間にして、光や風を取り入れることが多いですね。でも、使えるものは残していたりもします。壁を作るのではなく、動かせる間仕切りを使う。

佐藤:空間をゆるやかに仕切るということですよね。

ベットルームは、ガラス戸の間仕切りでゆるやかに仕切る

—住まう人の生活の変化に応じていくらでも変えられるように、工夫されているんですね。このモデルルームも既存の窓に内窓が付いていますが、「高断熱」も見えないけれど大切な部分ですよね。

加園:断熱リノベーションを行なった住宅は、冬でも暖かく、夏は涼しいですね。今リノベーションする時に、断熱は欠かせないですよね。

佐藤:このモデルルームは、窓の周りに断熱材を吹き付けしています。この天井部分が下りているのも断熱材を入れているからです。窓周りは暖かくて、結露も少ないです。

 

あらためて住まいを考えるお手伝いを


—最後に、お客様へのメッセージをお願いします。

佐藤:コロナ下で家にいる時間が長くなり、住宅に目を向ける方が多くなったと思います。例えばキッチンなどは20年前に比べると食洗機が完備されていたり、フードのお掃除が簡易的になったりと家事時間を短縮できる機能が豊富です。今一度、住みやすいすまいについて考える時間を取ってもらえたらいいなと思います。

加園:家の中でも自分らしく感じよく暮らせるように、無印良品も、無駄のないデザインと汎用性のある商品で暮らしを整える、住まう人の暮らしに寄り添った家づくりをお手伝いしたいですね。このモデルルームでも、何か企画を行ったり、また、個人の方に限らず、不動産オーナーの方、アパート経営の方などにも、住まいづくりについてご提案していきたいと思います。

加園悠依
無印良品 仙台ロフト インテリアアドバイザー
小物の収納からお部屋のコーディネートなど承っております。お気軽にご相談ください。

佐藤有紀
株式会社エコラ インテリアコーディネーター
お客様のご希望の住まいを一緒にかたちにしていきましょう。ご相談お待ちしております。

その他詳細

リノベーションモデルルーム

〈ご見学・リノベーションのご相談〉

・完全予約制となります。下記「お問い合わせ」ページからご相談内容、エリア、ご希望納期をお知らせください。

・エコラと無印良品のインテリアアドバイザーが連携して、リノベーションのご相談、インテリア・収納のプランニングまで、住まいづくりをトータルでご提案いたします。

・物件探しの個別相談も承ります。

記事を書いた人

大河原 芙由子

コーディネーター

大学で社会学と政治学を学び、卒業後はサステイナブルな社会づくりをめざし、自然エネルギー業界で働く。結婚を機に、舞台制作の道に。現在は、文化芸術と社会をつなぐ仕事もしながら、#アート #カルチャー #ソーシャル #サステイナブルな活動を掛け合わせていくことを実践中。庭を楽しむ暮らしが目標。

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